方針:日常の健康管理から練習、試合にいたるまで、 |
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健康管理について:(成長発育過程の少年学童の心身のために) |
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小学校低学年または身長120cm未満 |
まだ身体的には赤ちゃんと同じと思ってください。肋骨などはまだ7mm程度で強いボールが当たると骨折の可能性もあります。ボールを手の平全体でにぎります。ボールのバウンドに慣 れる事から始めます。 |
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小学校中学年または身長150cm未満 |
赤ちゃん的な身体から少年へと移行を開始する時期です。この時に正しい練習方法を行っていないと将来故障を起こしやすい体になります。鍛えるよりも正し い練習方法を身につけるべきです。 |
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小学校高学年又は身長150cm以上 |
小学生とは思えないような体つきの子供たちです。このから本格的に鍛える事を開始するべきと考えています。 |
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野球肘について 腕の筋力だけでボールを投げていませんか? ボールは身体の回旋で投げるのです。 テイクバックした時、ボールは外側を向いていますか? 投球ステップの際、既に胸が投げる方向に向かっている場合、これを「体が開いている。」といいます。この状態にある場合、体の回旋を使ってボールを投げておらず腕の筋力だけで投げ ています。 |
学童野球において野球肘といわれる肘関節の剥離骨折、肩関節の剥離骨折、膝関節の剥離骨折などの身体故障がなぜ起こるか、 どうすれば防げるかを述べます。 骨の成長発達よりも筋肉が強くなりすぎて、 筋肉が腱をひっぱり、腱が子供のゼリー状の 軟骨を引っぺがす事によって剥離骨折となります。 小学校3,4年生で普通以上に速い球を投げているあなたの子供のゼリー状軟骨はもうすぐ剥がれます。 ちゃんとした投球方法を会得させてやってください。 またドッジボールを全力で投げさせてはいけません。ドッジボールはドッジボールの投げ方をする。野球は野球の投げ方をする。これを守るように言い聞かせてください。 |
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「肩が強い」について 肩関節や肘関節が柔らかい事です。 また、足のキック、腰、体の捻転、 など体全体で投げている状態です。 金田選手のケツのでかさが全てを物語っています。 |
「肩が強い」。昔から良く言われている言葉ですが誰も本当の意味を言ってくれません。筋肉が強いのか骨が強いのか、これらの両方が強 く鍛えられているのか、どこがどのように強いのか????。 答えは強さではありません。答えは足、腰、肩、肘、 手首、指に渡るすべての筋肉や腱、関節の柔らかさ、しなやかさで す。 さてあなたの手の平はどれくらい後ろまで反り繰り返る事ができるでしょうか。アメリカの宣誓式のようにしてください。松坂選手などはほぼ水平まで下腕が後ろへ反り返ります。 この肩や肘の関節の柔らかさ、しなやかさがあの剛速球を生み出すのです。 |
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筋トレについて |
器具を使っての筋トレは絶対禁止です。骨がまだ成長していません。 高学年になれば腹筋・背筋・インナーマッスルを段階的に訓練。柔らかく、しなやかな筋肉を目指せば十分です。本格的訓練は中学以降で十分です。 身長160cmを超えている事が一つの条件。身長が低い時に強い筋トレを行うと骨の成長を妨げてしまい身長が伸びません。小学生の骨は柔らかく、脆く、筋肉よりも弱いのです。 |
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理想の体型について すくすくと育つだけで十分です。 |
バッターの理想の体型は清原、中村・マグワイヤ、ボンズなど筋骨隆々筋肉番付横綱級。爆発的な筋力を支える骨格が必要。 ピッチャーの理想の体型は石井、新庄、イチロー、ランディージョンソンら、細身で体の回旋が生かせる体系。腕力で投げるピッチャーは短命。 |
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食事について 好き嫌いの多い子供の成長は遅いのです。我が子を最低でも身長175cm以上のかっこいい青年にしたければしっかりと牛乳を飲ませましょう。 |
お父さん、お母さん、ちゃんと家庭で十分な食事を子供達に与えていますか? 朝ごはんを食べさせないで試合に来させるバカ親も居ます。あなただけが愛せるあなたの子供が目の前にいます。 |
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花粉症について |
アトピー、アレルギー、体質の子供ではありませんか?コーチ全員に伝えてください。草むらには近づけさせません。 |
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生まれつき左利きについて |
生まれつき左利きの子供をスポーツ分野では右利きに戻さないでください。 運動能力は左で概ね完成しつつある子供に無理やり右利き用グローブを買い与えないでください。脳のスポーツ神経系がメチャクチャになって最初から再構築開始です。結果、下手っぴと 映ってしまいます。 特におじいいちゃんやおばあちゃんにこの事を強くいってください。 文字を書いたり、日常生活では右利きは確かに有利ですが、こと野球に関して、左利きは明らかに有利です。 |