●METAR
は実況、TAFは予報です。 |
METAR=定時航空気象実況 |
TAF−S=短距離飛行用飛行場予報(発表から9時間有効) |
TAF−L=長距離飛行用飛行場予報(発表
の9時間後から27時間後までの18時間有効) |
●METAR/TAF天気略語一覧 |
降水現象 |
DZ |
霧雨(drizzle) |
RA |
雨(rain) |
SN |
雪(snow) |
SG |
霧雪(snow grains) |
IC |
氷晶(ice crystals) |
PL |
凍雨(ice pellets) |
GR |
ひょう(hail) |
GS |
雪あられ/氷あられ(snow pellets and/or small hail) |
|
視程障害現象 |
BR |
もや(mist) |
FG |
霧(fog) |
FU |
煙(smoke) |
VA |
火山灰(volcanic ash) |
DU |
じん(dust) |
SA |
砂(sand) |
HZ |
煙霧(haze) |
|
特性 |
MI |
地(shallow) |
注)FGと組み合わせて示される。 |
BC |
散在(patches) |
PR |
部分(partial) |
DR |
低い(low drifting) |
注)DU,SA,SNが風で2m未満の高さに吹き上げられている場合に使用される。 |
BL |
高い(blowing) |
注)DU,SA,SNが風で2m以上の高さに吹き上げられている場合に使用される。 |
SH |
しゅう雨性(shower) |
注)RA,SN,GS,GlRと組み合せてしゅう雨性である事を示す。
|
TS |
雷電(thunderstorm) |
注)飛行場に降水があるときはRA,SN,GS,GRと組み合せて使用される。
ただし、降水を伴わないときはTSのみで使用する。
|
FZ |
着氷性(freezing) |
注)FG,DZ,RAと組み合せて使用される。
|
(注意)特性は1つの群に1つだけ示される。 |
強度・周辺現象 |
― |
弱(light) |
(記号ナシ) |
並(moderate) |
+ |
強(heayy) |
WS |
ウインドシヤー |
VC |
飛行場の境界から8q以内の現象 |
|
そ
の他の現象(other) |
PO |
じん旋風(dust/sand whirls) |
SQ |
スコール(squall) |
FC |
ろうと雲・たつ巻(funnel cloud,tornado or water-spout) |
SS |
砂じん嵐(sandstorm) |
DS |
砂じん嵐(duststorm) |
|
VC=飛
行場の境界から8q以内の現象(vicinity):
飛行場にはないが、飛行場周辺に現象が観測される時、FG,FC,SH,PO,DS,SS,BLDU,BLSA,BLSNと組み合せて使用さ れる。
飛行場周辺の降水はその強度、種類に関係なくVCSHとして示される。また飛行場の境界以遠のろうと雲(たつ巻)についてはVCFCで示され る。
(注意)強度は観測時点の強さであり、降水(SH,TSを特性とする降水を含む)、BLDU,BLSA,BLSN,DS,SS に対して使用される。
但しIC,FC,POには+、−はつかない。
|
●雲 |
雲は、
@雲量、
A雲底の高さ、
B雲形
の3つの要素で1群として表現される。
@雲量
FEW |
1/8〜2/8 |
SCT |
3/8〜4/8 |
BKN |
5/8〜7/8 |
OVC |
8/8 |
|
A雲底の高さ
地表あるいは水面からの高さを100ft単位の3桁の数字で示される。
不明あるいは観測不能のときは///と示される。
B雲形
METARにおいて雲形はCB(積乱雲)、TCU(塔状積雲)のみが記載される。
例
BKN030:雲量が5/8〜7/8で、雲底の高さが3000ftである。
OVC///:雲量が8/8で、雲底の高さは不明である。
|
雲
がないとき
CAVOK |
視程:10q以上。
雲:5000ft又は最大の扇形別高度のどちらか高い値未満に雲がない。
全ての高度にCB(積乱雲)、TCU(塔状積雲)がない。
現在天気:天気略語に該当する現象がない。
|
SKC |
雲がなく、鉛直視程も良好だがCAVOKでないとき。
|
|